日時:平成23年10月26日(水曜) 18:30~ 20:30
場所:北海道大学病院 管理棟2階 症例検討室
座長:堤 裕幸 札幌医科大学附属病院卒後臨床研修センター長
(札幌医科大学医学部医学科小児科学教授)
「京都大学における,大学と臨床病院との連携への取り組み」
講師:小西 靖彦 先生
京都大学大学院医学研究科医学教育推進センター教授
第1部講演では京都大学の小西先生より、京都大学病院における臨床研修病院との連携への取り組みについて御講演いただきました。小西先生は済生会グループの臨床研修を管理されておられた経験を踏まえ、卒後臨床研修の必修化以降、「大学 vs. 市中病院」という対立構造で描かれがちなものの、決してそうではなく、お互いの特性を生かした教育・研修の重要性について教えていただきました。また医師の養成には、卒前教育、卒後研修、その後の専門研修など生涯にわたり、大学あるいは市中病院が様々な場面で医師の教育・研修に関わっていくことが大切であることを強調されました。それぞれのメリット・デメリットを補いつつ、研修医に個々のニーズにあった多様なキャリアパスを提供することは、我々の事業でも目指すところであり、大いに勇気をもらいました。
座長:筒井 裕之 北海道大学病院卒後臨床研修センター長
(北海道大学大学院医学研究科 循環病態内科学教授
「都市型病院の持ち味を生かした医療人育成:大学病院との連携をどう組み立てるか」
講師: 加藤 紘之 先生(KKR札幌医療センター斗南病院 病院長)
「大学と地域が連携した医療人育成の取り組み」
講師: 笹川 裕 先生(留萌市立病院 病院長)
第2部講演では、斗南病院院長の加藤先生、留萌市立病院院長の笹川先生より、研修医育成についての現状と、大学病院との連携についての取り組みを御講演いただきました。
両先生共に研修医が病院の活性化にとって重要である点を強調され、大学の構造改革と研修プログラムの相互乗り入れを提案されました。
パネルディスカッションでは、北海道における臨床研修の現状、大学病院と市中病院の連携を強化・推進する上での問題点や課題について、フロアにお集まりいただいた多数の参加者も含め活発な討議が行われました。オール北海道での専門医育成には、大学病院と市中病院が機能的に連携し、相互の垣根を超えた専門医養成の過程をキャリアパスとして可視化・体系化していくことの必要性や、若手医師の確保・育成が地域全体の医療レベルの向上につながることが再認識され、今後の我々の活動に生かしていく活力をいただきました。
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