文部科学省 大学病院連携型高度医療人養成推進事業

第7回シンポジウム「オール北海道での医師養成 この5年と今後」 ~北海道3大学のミッションを検証する~ を開催しました。

日時:平成25年3月5日(火)17:00~19:00
場所:札幌アスペンホテル アスペンB

第7回目となるシンポジウムを開催しました。本事業に関わる大学病院の病院長・キャリア形成支援センター関係者、臨床研修関係者はもとより最終シンポジウムということで、本事業を利用した専門研修医、北海道保健福祉部、北海道医師会、北海道厚生局よりご参加頂き、活発な意見交換がなされました。

【第1部】大学病院連携型高度医療人養成推進事業の実績を踏まえて今後の医療人育成を考える ~大学病院のミッションを見据えて~

座長:三浦 哲嗣 札幌医科大学附属病院臨床研修センター長
(札幌医科大学医学部内科学第二講座教授)

・北海道大学病院 卒後臨床研修センター 鈴木 清護

・札幌医科大学附属病院 臨床研修センター 赤坂 憲

・旭川医科大学院 卒後臨床研修センター 遠藤 哲史

各大学の専任教員より、専門研修実績や各大学で取り組んできた点、今後の課題等についてのお話がありました。


【第2部】大学間交流で何が得られたのか?~高度医療人養成はこうあってほしい~

座長:柿崎 秀宏 本事業 旭川医科大学 副コーディネーター
(旭川医科大学腎泌尿器外科学講座教授)

・北海道大学病院 循環器・呼吸器外科 専門研修医 久保田 玲子 先生

札幌医科大学 第二外科で2ヶ月間、東京慈恵会医科大学 呼吸器外科で1週間専門研修を行いました。大学間交流では、新たな知識、専門的知識が身につき、呼吸器外科診療全般における考え方がより明確になっただけでなく、研修先の先生方との繋がりができ、さらに同世代の活躍を知ることで自分自身のモチベーションアップにも繋がり、非常に有意義なものであったとのお話でした。

・札幌医科大学附属病院 神経精神科 専門研修医 小林 清樹 先生

北祐会神経内科病院で専門研修を行いました。今回の大学間交流では、大学の壁を越えた研修・交流が可能となり、自身の専門領域に磨きをかけることができました。個人的に研修先を見つけるのは難しいですが、研修システムの存在、コーディネーターの重要性を実感したとのお話でした。

・旭川医科大学病院 腎臓内科 専門研修医 丸山 啓介 先生

当事業を利用し、3ヶ月間旭川赤十字病院腎臓内科で研修しました。大学との研修内容の違い等を含め、本システムを経験して得られた点についてお話がありました。当事業は、大学のみでは経験できない分野に関する知識を習得する上で非常に効果的なシステムであり、より多くの人がこのような経験をできれば、医師としてのレベルアップにつながるだろうとのお話でした。


【第3部】オール北海道での高度医療人養成のビジョンと展望~社会貢献できる医師を養成するために~

座長:筒井 裕之 北海道大学病院卒後臨床研修センター長
(北海道大学大学院医学研究科循環病態内科学教授)

・北海道保険福祉部 荒田 吉彦 技監

・北海道医師会   長瀬 清 会長

・北海道厚生局   枦山 智博 医事課長

道関係からは3名の方にお話を頂きました。研修した先生は医師としてのステージがそれぞれ違うにもかかわらず、非常に恵まれた環境で、満足した研修を受けることができたこと、取り組みを通じて各大学の情報交換が進んだこと等が評価できる点として挙げられました。一方、当プログラムが十分活用されたかというと、5年間では十分ではなかったとの意見がありました。周知、浸透といった点ではまだ課題があり、実際にプログラムを有効に使うためには、初期研修医や学生にまで早期から浸透させる必要性があるとの意見もありました。また、今回の研修事例はいずれも専門分野に特化しているが、総合診療的に検討してみても良いのではないかとのことでした。総括では、他大学で研修でき、研修病院を自由に選んで行ける当制度は、非常に素晴らしいものであり、また意識を共有化する基盤はできたと考えられ、本事業が一旦終了してもこのような形は残していくべきであるとのお話を頂きました。3大学、北海道全体でやっているんだということを、北海道だけでなく、道外へも発信していく必要があるとのことでした。


   

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