ここから本文です。

現在のページ 臨床研修センター >  後期医師臨床研修 >  各診療科の紹介 >  循環器・呼吸器外科

循環器・呼吸器外科

循環器外科チーム

 循環器・呼吸器外科は2012年4月から合併した診療科です。循環器外科で扱う疾患は、後天性心疾患(冠動脈、弁膜症、心不全、不整脈)、先天性心疾患、大動脈疾患、末梢血管疾患(動脈・静脈)等、です。特に重症心不全外科治療は当科のメインテーマであり、広く全国に認知されています。また、さらに補助人工心臓、心臓移植は道内唯一の施行認定病院です。先天性外科治療も複雑心奇形を含むすべての疾患を対象とし極めて良好な成績を納めています。大動脈疾患は今までのknow-howを継承しつつ胸腹部大動脈人工血管置換からステントグラフト治療まで時代のneedsに合った治療を進めています。後期研修では最先端の医療に接し、up to dateな知識と技術を身につけてください。
 

研修内容と特徴

 外科はチーム医療です。医師・コメディカルとも目標を共有し、各自の立場や専門性を理解・尊重することが必要です。特に、研修中には常にこのことを念頭に置いて行動、勉強を続けてほしいものです。また心臓血管外科手術は、個々の手技にそれぞれ理論的根拠があり、習熟度に応じて結果もはっきりと現れます。研修では、チーム医療の中で各自の習熟度に応じて与えられた役割をこなしながら、各領域の最先端の治療に接し、必要な知識と技術を習得することになります。
 後期研修では、5年目までの3年間をI期、9年目までの4年間をII期と位置づけ、さらに12年目までの3年間(III期)で各自の専門性を獲得することを目標とします。前期研修で循環器外科を選択していただくことにより、前期研修を外科専門医および心臓血管外科専門医修練のプログラムに組み入れることができ、効率的な研修が可能となります。前期研修中だけでは外科専門医所得に必要な経験数が足りない場合は、後期研修中に外科併設病院へ心臓血管外科研修として赴任し、その間の短期間を外科研修にあてたり、I期のうちの1年間を外科研修に割り当てることも可能です。卒後5年目から9年目のII期の間に大学院への入学を基本としています。当科では、一定期間を研究専属にあてることはなく、臨床との両立を原則としていますが、研究の内容により臨機応変が可能です。
 制度上の最短コースでは、外科専門医は卒後5年、心臓血管外科専門医は卒後7年で取得可能ですが、現実的な目標としては、外科専門医を後期研修I期終了時点で取得し、心臓血管外科専門医を後期研修II期終了時点で取得して頂きたいと考えています。最後の仕上げとして第III期には国内もしくは国外での臨床あるいは基礎研修として国内外留学もしくは大学病院での准スタッフを想定しています。 研修中あるいは研修後は札幌市内9施設を含む、道内および東京の関連病院計20施設を中心とした臨床活動が可能です。
 

取得できる専門医・認定医

日本外科学会外科専門医
心臓血管外科専門医
日本脈管学会脈管専門医
日本循環器学会循環器専門医
 

教育研修施設

市立旭川病院、王子総合病院、市立釧路総合病院、北海道大野病院、手稲渓仁会病院、 北海道医療センター、愛心メモリアル病院、帯広厚生病院、 函館中央病院、国立函館病院、北海道社会保険病院、NTT東日本札幌病院、旭川赤十字病院、 北光記念病院、KKR札幌医療センター、恵佑会札幌病院
 

研修プログラム(フローチャート)


研修プログラム(フローチャート)
 

呼吸器外科チーム

 呼吸器外科で扱う疾患は,今なお増加の一途にある原発性肺癌をはじめとして,転移性肺腫瘍、肺良性腫瘍、縦隔腫瘍、胸膜腫瘍、胸壁腫瘍などの腫瘍性病変の外科治療が主な対象ですが、自然気胸、膿胸などの外科治療、外傷などもおこないます。臨床面では、治療法の確立した早い時期の肺がんや良性の疾患には胸腔鏡手術や肺区域切除などの低侵襲手術を、より進行した肺がんなどには合併切除や気管支・血管形成などの拡大切除や集学的治療をおこなっています。全国でも早い時期から原発性肺がんに対する胸腔鏡手術を導入し,現在では悪性腫瘍の約85%,良性疾患の約99%を完全胸腔鏡下におこなっています.総合病院であることから,あらゆる診療科との連携のもと研修ができることが特徴です.

研修内容と特徴

 初期研修:気管切開や胸腔ドレナージなどは診療科にかかわらず必要な基本的手技です.また全身管理を修得する目的で,専門医を目指す修練医のみならず,外科,内科を問わず広く募集しています.

 後期研修:一般外科研修,専門研修,高度専門研修の3段階からなります.呼吸器外科診療あるいは地域医療を担うために,北海道大学呼吸器外科では消化器・一般外科の修練を必須としています.「呼吸器外科専門技術をもった総合外科医」を養成するためです.卒後3-5年目は,北海道大学病院内ローテーションあるいは消化器外科との連携で関連病院における,主に一般外科研修を行います.必然的に外科専門医取得条件を満たすことになります.卒後5-7年目は北海道大学病院にて専門研修を行います.診断から治療方針の決定,基本的肺切除から高度な肺切除,術後管理から集中治療管理まで経験します.また,この間に大学院に入学し,基礎的研究または臨床的研究を選択します.その後の8-10年目は,身に付けた専門知識,技術を生かし関連病院における臨床を担います.外科医に必要な経験数を重ね,いわゆる腕を磨きます.この間に,胸部外科認定医,呼吸器外科専門医を修得することになります.卒後11-12年目には,再び北海道大学病院に戻り,高度専門研修をおこないます.大学でなければ経験できないような病態や高度技術,また教育手法を修得します.将来の姿としては,地域医療をになう臨床家あるいは将来の医学発展に寄与する教育・研究者をめざしますが,個人の意欲や特性に柔軟に対応いたします.

取得できる専門医・認定医

外科専門医,胸部外科認定医,呼吸器外科専門医

教育研修施設

小樽協会病院、帯広厚生病院、北見赤十字病院、釧路赤十字病院、恵佑会札幌病院、国立病院機構函館病院、札幌南三条病院,市立旭川病院,市立釧路総合病院、新日鉄室蘭総合病院、手稲渓仁会病院、斗南病院、苫小牧王子病院、北海道医療センター、北海道中央労災病院

研修プログラム(フローチャート)


研修プログラム(フローチャート)
 

科長からのメッセージ

 研修医のみなさん、循環器・呼吸器外科は楽な科ではありません。しかし間違いなくやりがいのある臨床科です。みなさんが専門をきめるときに大切なことは、一番時間のとられる仕事の時間に、最も自分にとってやりがいのある、自分の能力を最大限に必要とする、すなわち最も自分が磨かれ、輝ける科を選ぶことだと思います。ひとによりその対象は違うでしょうが、わが循環器・呼吸器外科は、そういう意味で優れた科のひとつと自負しています。現在では、循環器分野では心臓移植、植込型人工心臓、ステントグラフト等々、呼吸器分野では積極的内視鏡下手術が、わが北大で可能となっています。ハイブリッド手術室も稼働をはじめ新たな外科治療もスタートしようとしています。新しい力が必ず必要です。みなさんの参加を熱望します。

お問い合わせ

北海道大学病院 臨床研修センター

ページの先頭へ戻る