ここから本文です。

現在のページ 臨床研修センター >  初期医師臨床研修 >  各診療科の紹介 >  消化器外科I

消化器外科I

『外科研修選択制の時代に伝えられる事』

幾多の改変を経た臨床研修医制度により、現在では外科研修は必須ではなくなりました。そんな時代において、初期研修医達は何を求めて当教室を回ってくるのだろうか。我々消化器外科I教室ではローテートで回ってくる初期研修医達に一体何を教え、身につけさせることができるだろうか。その答えは、藤堂省・前教授時代に築き上げた米国ピッツバーグ大学式と日本式研修制度が融合した独自の研修体制に、武冨紹信・現教授体制によりさらなる発展を遂げた教育体制が答えてくれるものと信じています。

研修内容と特徴

初期研修医は1~2ヶ月しか当教室を回りません。この短期間に我々が伝えたいことは、以下の4つのことです。

【1】『目の前の患者さん一人一人に対して常に全力であれ』

我々が初期研修医に一番伝えたいことは、『目の前にいる一例一例の患者さんに対して、常に全力であれ』ということです。手術や周術期管理はもちろんの事、『なぜその治療を行うのがベストなのか?』『もっと他によい方法は本当にないのか?』『今よりもよくするためには自分達に何ができるか?』を常に考える習慣を身につけてもらうことです。日々進歩・発展する医学において、日々の研鑽なくしては遅れをとるばかりです。こうした考え方を、日々の診療に加え、術前カンファレンス、Mortality&Morbidityカンファレンス、Journal Clubなどの朝のカンファレンスを通して自然に身につけてもらうようにしています。また、わずか1~2ヶ月でも、我々の一例一例に対して全力を尽くしている姿勢・熱意もきっと伝わるはずです。それが今後のあなたの長い医師人生に活かされることを願っています。

【2】『基礎・基本の反復が大事』

もう一つ心がけているのは、外科医にとって大事な技術の基礎をこの時期にしっかりと身につけてもらうことです。当たり前のことですが、縫合結紮などの基本手技をしっかりできずに大きな手術ができるようにはなりません。基本手技は、正しいやり方を教わること、それを継続させることがとても重要です。そのため、私たちは学生、初期研修医、後期研修医が皆で楽しく学べる環境作りに重点を置いています。近年では、消化器外科手術は腹腔鏡下手術全盛時代です。我々は独自の鏡視下手術教育プログラムを作成し、今後腹腔鏡手術を担っていくであろう若者達の育成にも力を入れています。ここでも大事にしているコンセプトは、若いうちにしっかりとした基礎作りをすることです。小さな事からコツコツと、確実に一段一段上っていけるようにサポートしたいと考えております。

【3】『プレゼンテーションは相手に自分の情熱を伝える場』

基礎が大事なのは、何も技術だけではありません。近年ではプレゼンテーション能力は様々な分野で求められています。プレゼンが上手=自分の考え・意見を簡潔に相手に伝えることが上手であるといえます。相手、とは、指導医、同僚、研修医、学生かもしれませんし、コメディカルの方々、あるいは患者さん、と時と場合により様々です。このプレゼンは、練習あるいは鍛錬なくしては身につくものではありません。意識していないと自己満足的なプレゼンになりかねません。相手の立場に合わせ、なおかつどれだけ相手にわかって欲しいと強く思えるかで相手の理解度は全く変わってきます。日々の術前プレゼンや教授回診でのプレゼン、学会発表、論文発表などを通じて、情熱を伝えるプレゼン能力を身につけてもらえるよう私たちは指導を心がけています。

【4】『施設を超えた国内外での交流を』

今自分達のおかれている状況、行っている医療の現状は、果たして日本の中で、あるいは世界の中でStandardなのか?国内外に学会に行くことや、外部のかたを講師として招聘し講演会を開催することでその分野のトップランナー達と交流し、自分達の未熟さを痛感しながらも診療レベル、技術レベルの向上を目指しています。また、異国の文化に触れることは日々の忙しい臨床のちょっとした息抜きになるはずです。

後期研修との連携

卒後臨床研修プログラムに沿った2年間の研修ののち、日本外科学会専門医を取得ののち、消化器外科、小児外科、呼吸器外科そして外科関連学会である大腸肛門病、消化器病、消化器内視鏡、癌治療などの「専門医」の獲得可能な、3年間の「後期医師臨床研修カリキュラム」です。日本外科学会外科専門医修練カリキュラムを中心とした各専門医制度の履修項目を包含しています。また、それに引き続き専門医研修期間を設けており、各分野でのスペシャリスト育成を目標としています。

卒後3年次は北大病院消化器外科I・小児外科病棟でResidentとして研修し、濃厚に組まれた教育を受ける。4、5年次は消化器外科Ⅰグループ関連施設のうち漸進麻酔の外科手術が年間500例を超える施設※で研修する。6年次は再び北大病院病棟でJunior Fellowとして受け持ち医として診療の中心を担う。
※札幌市立病院、札幌厚生病院、日鋼記念病院、北海道がんセンター、旭川厚生病院、釧路労災病院、帯広協会病院、幌南病院、岩見沢市立病院、社会保険総合病院、市立苫小牧病院、函館市立病院

取得できる専門医資格

●日本外科学会専門医を5年次に、日本消化器外科学会専門医を7年次に取得します。
その他、日本小児外科学会、日本呼吸器外科学会、日本癌治療学会、日本肝臓学会、日本乳癌学会、日本内視鏡外科学会、日本大腸肛門病学会、日本消化器病学会などなどの専門医の取得が可能です。

DATA

直通電話 011-706-5927
内線 5927
FAX 011-717-7515
研修担当者 下國 達志
E-mail t.shimokuni.19720421*gmail.com(*を@に変えてください)
URL http://www.surg1-hokudai.jp/index.html

ページの先頭へ戻る