ここから本文です。

血液内科

 血液内科では白血病や悪性リンパ腫などの血液悪性腫瘍に対する化学療法や造血幹細胞移植療法、貧血、出血性疾患などの良性疾患およびHIV感染症に対する診療を行っております。 血液疾患の特徴としては基礎研究と臨床が非常に近いレベルにあることが挙げられます。臨床上の問題点を基礎研究で確認したり、逆に基礎研究の成果を実臨床に応用しやすい分野であると考えられます。臨床的には悪性疾患を内科的治療のみで治癒させることが可能な点も特徴の一つです。化学療法や移植療法を駆使して治療を行いますので、血液・免疫に関することだけでなく、種々の感染症や全身臓器の管理などについても十分な研修が可能です。
 

研修内容と特徴

 初期研修修了後は、2-3年間、関連病院での臨床研修または大学の後期研修プログラムによる研修を行っています。1-2年ごとの複数の病院での研修を基本としており、3-4年目は一般内科または専門分野である血液内科を研修できるようにしています。5年目はさらに関連病院・北大病院での臨床研修を行うか、あるいは大学院に入学して大学で研修・研究するのが一般的です。ただこれらはあくまでもモデルケースですので、希望によっては4年目に大学院に入学することや、もっと長く臨床研修を継続することも相談可能です。初期研修を含め教育認定施設で3年以上の臨床研修を行い、認定内科医の受験資格を得たあと、さらに3年間の血液内科研修を重ねることで日本血液学会専門医の取得を目指します。大学院では臨床的・基礎的研究に従事し、学内や他大学などの研究機関に国内留学することも可能です。大学院卒業後は本人の希望により海外留学などで、さらに研究を深めることもできますし、関連病院にて臨床を継続するなど各人に適した進路に進むことが可能です。
 

取得できる専門医・認定医

日本内科学会 認定内科医・総合内科専門医
日本造血細胞移植学会 認定医
日本血液学会専門医・指導医
日本エイズ学会 認定医・指導医
日本輸血細胞療法学会 認定医
 

教育研修施設

札幌北楡病院 市立函館病院 市立旭川病院 帯広厚生病院 札幌厚生病院 釧路ろうさい病院 市立稚内病院 市立札幌病院 愛育病院 北海道がんセンター 斗南病院 NTT東日本札幌病院 北見赤十字病院
 

研修プログラム(フローチャート)


研修プログラム(フローチャート)
 

科長からのメッセージ

 私たちの使命は、一人一人の患者さんの診療を大切にし、地域の医療を守りながら、同時に世界的な医療の発展に貢献するような高いレベルの臨床研究、基礎研究を推進していくことです。そのために、患者さんの味方として、心・人生を支える確固たる姿勢をもち、同時に疾患を科学的に徹底して分析する姿勢を持ち、尊敬され感動を与える医師を育てたいと考えています。 私がなぜ血液内科医を選んだのかお話します。医師は経験を血として成長していきます。 血液疾患では他の多くの疾患と異なり、診断・治療の大部分が血液内科医ひとりの双肩にかかってきます。責任重大ですが、患者さんとの強い信頼感、連帯感が生まれ、医師としての達成感、生きがいを強く感じることができます。 さらに最も高いレベルでの全身管理、トータルケア能力が要求され、臓器別診療の垣根を越えた総合内科医としての実力も身に付きます。 また分子標的療法、移植療法など、基礎研究の成果の臨床応用を目の当たりできるのも血液内科ならではです。 私たちはプロフェッショナルな集団として一丸となって血液疾患の患者さんたちを全力でサポートいたします。 また現在の医療レベルの限界を打破するために基礎研究・臨床研究にも力を入れていきます。 これらの目標を達成するため、明るく、自由度が高く、外に開かれ、一人一人のスタッフの夢を実現できるような“新生”血液内科を目指しています。 若き情熱にあふれた皆様の教室への参加を心よりお待ちしています。
 
教授 豊嶋崇徳

お問い合わせ

北海道大学病院 臨床研修センター

ページの先頭へ戻る