当専門外来では、脳卒中や口の中の癌の術後、生まれつきの障害などで、うまく飲み込めない、食事中よくむせる、口から食物がこぼれる、口の中に食物が残るなどの機能障害がある方に対し、嚥下造影検査や嚥下内視鏡検査で摂食・嚥下障害を的確に診断し、最適な治療計画を立案してから治療を行っています。
治療では、摂食・嚥下器官の運動性や知覚を高めるための機能訓練、飲み込みやすい姿勢や飲み込み方の指導、食事内容の指導、嚥下補助装置(飲み込みを助けるための入れ歯)や顎義歯(手術であごに欠損ができた方への入れ歯)の作製、口腔ケアの指導なども行っています。
口腔内科・口腔外科・冠橋義歯補綴科・高齢者歯科などの歯科医師が中心となり、歯科衛生士・言語聴覚士・看護師・栄養士のスタッフと協力して年間約100名の外来ならびに入院患者の治療にあたっています。
摂食・嚥下障害の診断と治療において、最新の知見に基づき、さまざまな検査を行っています。患者の皆様のQOLの改善を目指し、一人一人の症状にあった最適な摂食・嚥下リハビリテーションを提供しています。また、疾患を総合的に診断治療するため、医科のリハビリテーション科、耳鼻咽喉科と協力しています。
摂食・嚥下障害(食べること、飲みこむことの障害)に対する診断・治療・リハビリテーション
対象)高齢者の摂食・嚥下障害、脳卒中による摂食・嚥下障害、頭頸部癌術後の摂食・嚥下障害、神経筋疾患(パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症など)に伴う摂食・嚥下障害、入院が必要な摂食・嚥下障害
初診、再診とも毎週水曜日 13時00分~16時00分
完全予約制としておりますので、特に初診の患者さんは電話にて事前にご予約ください。
お問合せは第四診療室 電話:011-706-4346 (午前9時~午後5時まで)
(摂食・嚥下(せっしょく・えんげ)専門外来の受診とお申し出ください。)
職名 | 氏名 | 専門分野 | 所属学会・指導医・認定医など |
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教授 | 鄭 漢忠 | 口腔外科学 | 日本摂食・嚥下リハビリテーション学会認定士 口腔外科学会指導医・専門医 |
教授 | 山崎 裕 | 高齢者歯科学 | 日本摂食・嚥下リハビリテーション学会認定士 日本口腔外科学会指導医・専門医 日本老年歯科医学会認定医・指導医 |
外来責任者 (助教) |
栗林 和代 | 口腔外科学 | 口腔外科学会専門医 がん治療認定医(口腔外科) 口腔科学会認定医 |
講師 | 高山 芳幸 | 歯科補綴学 | 日本補綴歯科学会専門医 |
助教 | 岡田 和隆 | 高齢者歯科学 | 日本老年歯科医学会専門医・指導医 |
上記の他
日本摂食・嚥下リハビリテーション学会認定士1名