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消化器外科II

消化器外科IIは消化器癌、呼吸器癌といった悪性腫瘍を手術で治療する診療科です。特に難治癌の代表である胆道癌・膵癌の根治手術や消化器癌・肺癌に対する低侵襲手術としての内視鏡外科手術の分野では全国屈指の手術実績を誇ります。また関連教育病院には豊富な手術症例数があり、乳腺・内分泌外科を含めた一般外科手術全般にわたって研修することが可能です。さらに研究部門では独自の実験施設を有し、癌関連遺伝子などの基礎的研究から遺伝子治療や癌ワクチンの臨床研究に至るまで、世界最先端の研究活動を行っています。
 

研修内容と特徴

 消化器外科IIでの研修の特徴は初期臨床研修2年間を含め、合計12年間をかけて一貫した全人的外科教育を実施し、『大きな外科医 』 を育成するシステムを導入していることです。消化器外科II専門研修で最終目標とする医師像はプライマリケア・救急・基本的な一般外科の素養を修得し、且つ高度な専門性(肝胆膵外科、消化管内視鏡外科、呼吸器外科など)を身に付けた外科医です。このような幅広い応用力を備えた外科医が集合し、地域センター病院や関連教育病院において”外科チーム”を作って日常臨床をこなしつつ、日々、熱心に研修医を教育指導しています。また、各人が異なった専門性を発揮することで“外科チーム”全体としては、あらゆる領域において高度な外科診療を行うことが可能になっています

  • 前期専門研修(3,4,5年目):原則として3年目と4年目はそれぞれ別の関連教育病院で、5年目は大学病院で行います。複数の病院をローテートして長所・短所を学び取り、応用能力や柔軟性を高めます。また、なるべく多くの指導医に巡り会う機会を提供します。大学病院では各グループを3、4ヶ月毎にローテートしますが消化器外科IIの消化器グループ、呼吸器グループの他に、ICU、麻酔科、光学診療部、放射線科、臨床病理、循環器外科、小児外科、乳腺・甲状腺外科、移植外科、腫瘍内科などを選択できます。
  • 研究期間(6,7,(8)年目):大学院に入学して科学的論理性を習得し、学位を取得します。基礎医学コースでは分子生物学的な診断手法の開発と腫瘍切除後に展開する新たな補助療法の開発をテーマに客観性に耐えうる考察力と技術の習得を目標とします。また、臨床医学コースでは大学院生兼病院医員として、あるいは連携講座の教育病院スタッフとして臨床研修を継続しながら臨床研究に従事することができます。
  • 後期専門研修(8,9,10年目):関連教育病院の中核メンバーとして一般外科の症例経験を蓄積すると共に専門外科研修を行います。
  • 高度専門研修(11,12年目):大学病院においてさらに高度な専門外科研修を行い、当該領域のより高度な専門性を身に付けます。

 この後、センター病院、関連教育病院において専門領域を具有した一般外科医(スタッフサージャン)として活躍します。以上の過程において随時、論文執筆指導なども行われ、研究業績も蓄積されます。その結果、下記に示すような専門医資格も獲得することができます。
 

取得できる専門医・認定医


日本外科学会専門医、日本消化器外科学会専門医、日本消化器病学会専門医、日本呼吸器外科学会専門医、日本大腸肛門病学会専門医、日本救急医学会専門医、日本乳癌学会専門医、がん治療認定医など
 

教育研修施設


愛育病院、旭川市立病院、旭川赤十字病院、岩内協会病院、浦河赤十字病院、江別市立病院、NTT東日本札幌病院、小樽協会病院、帯広厚生病院、北見赤十字病院、清田病院、釧路市立病院、釧路赤十字病院、栗山赤十字病院、恵佑会札幌病院、西札幌病院、札幌逓信病院、新日鉄室蘭総合病院、伊達赤十字病院、手稲渓仁会病院、斗南病院、苫小牧王子病院、名寄市立病院、函館国立病院、函館市医師会病院、函館赤十字病院、函館中央病院、美唄脊損センター、北海道大野病院、北海道消化器科病院、 北海道中央労災病院、 南三条病院、八雲総合病院、余市協会病院
 

研修プログラム(フローチャート)


研修プログラム(フローチャート)

科長からのメッセージ


私たちが目指す外科医像は、一般外科医としてあらゆる患者さんをまず診ることができる医師です。目の前で命を落としかけている患者さんを、まずはグイとこちら側に引き戻す力を備えることです。そしてその疾患の専門家に渡すことができる、これこそが医師ではないでしょうか。

でもこれだけではダメです。現代の外科は高度に専門分化してきています。どの領域でもよいので、同時に高い専門性をもつことが求められます。患者さんを渡される専門家にもなって欲しいのです。消化器外科IIでは主として悪性疾患を対象に、肝胆膵外科、消化管内視鏡外科、呼吸器外科などの専門外科医への道を準備しています。初期研修後約10年はかかりますが、「一般外科医を基盤とした専門外科医」という理想的な外科医になるための多段階的で多岐領域にわたる研修プログラムで、自立した、後輩を指導できる外科医に確実になることができます。

是非一緒に、癌を退治にでかけましょう!

お問い合わせ

北海道大学病院 臨床研修センター

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