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”Residents are like sponges !!”

2015年2月25日 18時31分【カテゴリ:医科

副センター長の石森です。昨年末の忘年会以来、2回目の投稿になります。


抽象的なタイトルで何のことか解りにくかった??でしょうか。

先週日曜日に北大病院で行われたJMECC講習に受講してきた話です。


皆さんご存知のように、この春より新しい専門医制度が導入されます。

とりわけ内科は制度変更が大きく、研修プログラムも変わる見通しです。

それに向けて、北大病院などの基幹病院では、皆さんが専門医取得に向けて

スムーズに研修を進めてゆける様、地道な準備を着々と進めています。


内科専門医資格試験を受験するには、救急蘇生講習会の受講が必要で、

新制度では内科学会の「JMECC」という1日間の内科救急・ICLS

(Immediate Cardiac Life Support) 蘇生講習会の受講修了が必要です…

前置きが長くなったので、そろそろコースの雰囲気をお伝えしなければ…



 

朝9時前、スキルスラボに全員集合! 受講生は全員で6名。

この夏に内科認定医を受験する現在卒後3年目の先生も参加して、

お互い「よろしくお願いしま~す!」


今回の講習は北大病院では初開催ということで、

講師陣はオブザーバーの先生方も含めると10名以上!

「緊張する~ そんな話聞いてないよ…」

(↑今回だけ特別な話の様です。次回受講を予定されている方はご安心ください!)


ディレクター・古川真先生によるコース概要説明の後、1次救命処置(BLS)のシミュレーション開始!

「大丈夫ですか~?」床に置かれたマネキンに必死に呼びかける…

「………」 心肺停止かな? (-_-;)

気道を確保して、呼吸と脈の有無を確認して…

「………」 心肺停止だっ! (-_-;)

人を呼んで、AEDを頼んで…

「イチ・ニィ・サン…」病棟での蘇生場面がよみがえる中、胸骨圧迫と換気を繰り返す…

息が切れてきた頃に

「AED持ってきました~」援軍到着!

この日のスキルスラボは朝から、3体のマネキンの蘇生処置で、緊張感ある声が鳴り響いてました…


体がこなれてきたところで、マネキンを用いた気管挿管・除細動の実習に移り、

受講生6名が蘇生チームとして一丸となって心肺停止状態のマネキンを蘇生します…

JMECC 20150222


おなかがすいたところで昼食タイム!


午後は、日常診療で割と遭遇し、急変する可能性も高い病態…

急性冠症候群・喘息発作・アナフィラキシーショック… を想定してシミュレーショントレーニング!

直前に供覧されたDVDを思い出して対応…

しかし、どんなに上手く対応しても、どのケースも問診中に急変して心肺停止状態となり、

必ず受講生みんなで蘇生をするシナリオになっているんですよ…


僕の担当は、右片麻痺で来院された男性の想定。

「どうされましたか?お名前は??」

「う~~、もごもご…」インストラクターの先生の演技は役者級!

「主人たら、最近、病院の薬の内服をさぼっていて、こんなことに…」受講生も付添い家族役にアドリブ大変身!!

ここはER??と錯覚するほどの名演技で、和やかな雰囲気の中、しっかり学ぶことができました。


夕方まで、多くのシナリオをこなして、実技試験と筆記試験を終えたころには、

僕は体力を使い果たして「燃料切れランプ点灯」状態でした…。

(他の皆さんはまだまだ行けそうな感じでしたが…)


最後に受講修了証をいただき、受講生同士の緊密な連帯感を感じつつ、「お疲れ様でした!!」と解散。

ディレクターの古川先生、インストラクターの先生方、丸1日ご指導どうもありがとうございました!



 

欧米では“Children are like sponges”と良く言いますが、研修医の先生のきびきびとタスクをこなしている姿を見て

”Residents are like sponges”を実感した一日でした。

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