現在のページ 臨床研修センター >  ブログ >  6/30 第10回研修医セミナー H26年度ベスト指導医中久保先生ご講演!

6/30 第10回研修医セミナー H26年度ベスト指導医中久保先生ご講演!

2015年7月3日 9時23分【カテゴリ:医科

卒後臨床研修センターの福原です。
ブログでお目にかかるのは初めてかと思います!
6/30に昨年ベスト指導医に選ばれた中久保 祥先生より,ご講演いただいたので報告をいたします。

ご講演のテーマは題して“カルバペネムは「最強」か”
私は存じ上げていなかったのですが,カルバペネムとは抗菌薬の一種で,
極めて広い範囲の細菌に対して強力な対処ができるため,しばしば実際の臨床でも使われる薬です。
そんな万能薬みたいな薬があればドンドン使っちゃえばいいのでは!最強じゃん!
って思うのが人の常であり,得てして現場ではそのような傾向にあるようです。

ですが,そんな万能薬があるはずもなく,カルバペネムの濫用にはリスクがあります。
それが薬剤に対する抵抗性がとても高くなった“耐性菌”です。
いつでもどこでもケースを問わず同じ薬を安易に使用し続けると,耐性菌が発生するリスクは高まり,
いつか手痛いしっぺ返しを食らってしまいます。
実際にそれなりにメジャーな(らしい)緑膿菌でさえも,それなりの割合で対処ができないようです。

こうした現状に対して,本当にカルバペネムは最強なのか?
(使用する医者に対しての)抗不安薬となっていないか?
といった疑問を投げかけるのが今回の中久保先生のご講演でした。

抗菌薬の使用はより範囲を狭め,絞り込んだ後,第一選択をするのが基本であり,
そのためにはきちんとした感染症診療をする,ひいてはきちんと自分が対峙しているものが何か,
常にはっきりさせる努力をしなければならないというのが,締めくくりのお言葉でした。

私に医学知識はなく,抗菌薬?アンチバイオグラム?緑膿菌???な有様でしたが,
日々の生活(主に仕事とか仕事・・・)において,対処が困難な問題に直面したとき,
不安を一時的に紛らわす選択をするのではなく,向き合って問題のエッセンスを把握する努力をしていきたいなと感じました。


この度は中久保先生ありがとうございました!!
 

ページの先頭へ戻る