オスラー病外来

オスラー病外来について

オスラー病は、遺伝性出血性毛細血管拡張症、英語ではhereditary hemorrhagic teleangioctasia(HHT)と呼ばれます。全身に血管の異常を生じる常染色体優性遺伝性の疾患(指定難病(227))です。最もよくみられる症状は繰り返す鼻血で、例えば兄弟・姉妹、両親のいずれか、子供に鼻血を出しやすい体質の方がいらっしゃる場合は、疑わしいことになります。本邦では1万人以上の患者さんがいると推計されているものの、実際に診断されている患者さんは多くないのが現状です。
オスラー病では、鼻血以外にも全身に血管の異常を生じることが知られています。皮膚や口唇、舌、消化管に毛細血管拡張を生じたり、脳・脊髄・肺・肝臓などに動静脈瘻/動静脈奇形を生じたり、肺高血圧症を生じることもあります。そのため、スクリーニング検査を行い、介入の必要な状態であるかを判定することが重要です。北海道大学病院では、2019年よりオスラー病の患者さんやそのご家族を総合的に診療できる診療科横断的な体制を整えました。遺伝カウンセリングも実施しております。診察をご希望の方は、お問い合わせください。


対象の方

  • オスラー病と診断され、他院(以下かかりつけ医)通院中の方で、診察や検査や治療を希望される方
    (かかりつけ医の紹介状が必要です)
  • オスラー病と診断されたことがあるが、特定の病院に通院はしておらず、診察や検査や治療を希望される方
  • オスラー病と診断された家族がいらっしゃって、自分もオスラー病かどうか心配な方
  • オスラー病と自分が診断され、家族がオスラー病かどうか心配な方
  • 症状が当てはまりオスラー病ではないかと心配な方

外来受診の予約

内科Ⅰ新患外来(オスラー病外来)
担当医師:内科Ⅰ 清水薫子

オスラー病外来の流れ

  • 問診を行い、オスラー病の可能性が高いかどうかを診察致します
  • 必要に応じて、体表からわからない血管の病気がないかどうかを調べるため画像診断検査(CTやMRIや超音波検査等)を行います
  • 症状に応じて、専門科を受診していただきます(例:鼻血が重症で手術が検討される場合は耳鼻咽喉科)
  • 治療が必要な臓器が見つかった場合は、各専門科でさらに検査を行ったり、治療を行うこともあります(例:肺動静脈奇形に対するカテーテル治療)


  • 遺伝について詳しく知りたい方は臨床遺伝子診療部で遺伝カウンセリングを受けていただくことも可能です