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新規の乳がん検診システムを開発しています ~痛みなく,被ばくなく,精度アップ~

 北海道大学病院(乳腺外科,放射線診断科,超音波センター)では,日立製作所との共同研究で,マンモグラフィに代わる新しい乳がん検診システムを開発しています。

 現在の乳がん検診は,マンモグラフィ(乳房エックス線撮影)を用いて行っています。マンモグラフィは乳房を圧迫して撮影するため,痛みを伴います。また,エックス線撮影なので被ばくします。さらに最近,マンモグラフィ検診には以下のような問題があることがわかってきました。
 ① 高濃度乳房(正常乳腺の豊富な40歳代の女性にみられます)の方の場合,乳がんの早期発見率が低くなる。
 ② 命にかかわらない非常に早期の乳がんが発見され,手術されてしまうことがある。

 現在,私たちが開発している乳がん検診システムでは,受診者はうつぶせになり,容器の中に乳房を入れて,360度の方向から超音波をあてます。乳房を圧迫しませんので痛みはなく,また,被ばくもしません。乳がんの手術後の患者さんにも,負担なく受けていただくことができます。新しいシステムでは計測結果は自動化され,医師による読影は必要ありません。そのため,見落とされることもありませんし,過剰に要精査となることもありません。
 高濃度乳房の方でも,妊娠中の方でも有効なシステムです。

 今年から,手術で摘出した乳がんを用いて開発を進めています。来年からは,北海道大学病院を受診する乳がん患者さんにご協力いただいて開発した装置を試していただき,性能を検証していく予定です。

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