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【泌尿器科】難治性過活動膀胱に伴う尿失禁に対して、仙骨神経刺激療法を開始しました

 仙骨神経刺激療法(SNM)は、体内植え込み式神経刺激装置(INS)で排泄に関与する神経を刺激することで、便失禁、尿失禁を改善させる治療法です。
 1980年代に開発され、海外では既に広く普及しています。本邦では2014年4月から便失禁に対して保険適用になっていました。この度、2017年9月より尿失禁の治療として新たに保険適用となりました。
 SNMでは、第一段階でリード埋め込み術を行い、試験刺激で効果があるかを確認し、有効性が確認できれば2週後頃にINSを埋め込みます。無効の場合には、リードを抜去します。試験刺激で有効性があるかを確認できるのと、無効であった場合でもリードを抜去することですぐ元の状態に戻ることが、SNMの利点です。
 米国で2016年に報告された臨床試験では、治療開始3か月の時点で、1日の尿失禁回数が0回になった患者さんが4割を占めました。また、治療開始1年の時点で、1日の尿失禁回数が半分以下になった患者さんが79%という結果でした。
 過活動膀胱には薬による治療をはじめとしたさまざまな選択肢がありますが、それらが効きにくい難治性のケースも時として見られます。

 当院では、SNMに関心のある尿失禁の患者さんがいらっしゃいましたら、まず適応(SNMを施行するのに適切なケースであるか)について診察、検査で判断し、適応があれば積極的に行っておりますので、ご相談いただければと思います。

 北海道大学病院の外来診療は予約制となっております. まずは,現在の主治医の先生にご相談していただき,紹介状を記載していただいた上で,北大病院医事課初診予約係で泌尿器科新来の診療予約をお取り下さい。
《予約受付専用電話番号》 011-706-7733
《予約受付時間》 平日9時00分~16時00分(翌日の予約受付は15時00分まで)

 泌尿器科神経障害グループ 橘田岳也、菅野由岐子、樋口まどか

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