看護目標・計画立案
充分に説明をして看護を進めます
- 看護をどのように進めていくか説明させていただきます
- 患者さんがどのように医療に参加できるのか説明させていただきます
- 患者さんの状況に合わせて計画的に看護すること(以下、看護計画とします)を説明いたします
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看護師 |
今回の入院でお困りになっていることはどのようなことですか。
お困りのことや行いたいことについて一緒に取り組んでいきましょう。 |
看護師 |
そのために、一緒に看護計画を作成していきます。 |
患者さん |
そうですか。
でも、あまり良く解らないのでその都度説明してください。 |
患者さんが医療や看護に参加するということは?
自分の病気について充分に説明を受けること
「何度も、聞いてもいいのだろうか…?」
不安や疑問を医師や看護師に相談すること
「以前手術を受けたときに上ばかり見て寝ていて腰が痛くて辛かった。今回は…?」
医師や看護師と相談し治療や看護の内容を決定すること
「前回の治療では3日目までは食事が摂れなかった。なんとか工夫してほしいナー。」
自分の考えを伝え、家族や医療者に決定を委ねること
「難しいことはわからない」 「嫌な話しは聞きたくない」
必要な情報をお聞きします(インタビュー)
病気や治療へのお考えや、日常生活で大切にしていることなどをお聞きします。よろしいですか?
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- インタビューの目的を説明し、許可をいただきます
- 個人情報の取り扱いについて説明します
- 看護を提供するために個別情報を把握する必要があること
- どの範囲(家族・キーパーソン等)の人々と情報を共有するか
- 今は話したくないことはお話ししなくて良いこと
- 個人情報取り扱いの守秘義務があること
- 情報は必要に応じて医療者間で共有すること
- 個人情報は安全に管理すること
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看護計画を立案し共有します
このような計画表を作ってみましたが、ご希望とあっていますか?
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- 療養上の目標は、一緒に考えます
- 患者さん自身が行うこと、看護師が行うことを確認しあいます
- 一緒に考えた計画書をお渡します
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日々の看護計画活用
- 計画表を基にその日のスケジュールを確認します
- その日の治療や生活状況を確認しあいます
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看護師 |
今日の、検査は辛くなかったですか? |
患者さん |
痛み止めを使ったので大丈夫でした。 |
看護師 |
それは良かったです。 |
患者さん |
この検査の結果は家族と一緒に聞けますか? |
看護師 |
はい。いっしょに説明を受けられるように調整します。
ご希望の日はありますか? |
看護の評価を一緒にします
入院中の目標が、どの程度達成されたかを一緒に確認します
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看護師 |
治療開始して1週間経ちましたが、いかがでしたか? |
患者さん |
点滴して3日間はだるかったけど、そのあとは、大丈夫でした。 白血球もあまり下がらなかったです。 |
看護師 |
そうですね。
Aさんがしっかりとうがいを続けているのでよかったとおもいます。 |