地域医療連携福祉センターからのご挨拶

地域医療連携福祉センター長 榊原 純

 2024年4月より、今野哲前センター長のあとを受けまして、地域医療連携福祉センター長を仰せつかりました、榊原でございます。本センターは、現在、センター長1名、副センター長2名(医師1名・歯科医師1名)、社会福祉士6名、看護師10名を含め、総勢19名で業務を行っております。退院調整、在宅調整、かかりつけ医相談など多岐にわたる業務を行っており、熱心なスタッフのもと、一丸となって活動しております。
 北海道という広大な地域性や、医師の都市部への偏在、高齢化の進行など多くの問題を抱えている中で地域医療を担う各医療機関との連携の推進は、北大病院にとって大変重要な課題です。病院機能連携について多くの医療機関と協定を締結しておりますが、今後更に多くの医療機関との連携を深め、北大病院を含む連携ネットワークが、北海道の医療拠点の一つとして発展するよう、今後も努力してまいります。本センターの大きな役割の一つであります退院調整においては、毎年変化していく患者さん、患者さんのご家族のご希望も踏まえた上で、各医療機関、福祉・介護分野の皆様と丁寧な連携を心がけております。 2023年度は1774名の方の退院調整を行い、そのうち672名の方に転院調整、804名の方に在宅移行支援を行なわせていただきました。また、地域医療支援に関する活動としまして、地域連携懇話会、地域連携研修会等の活動等にも力を入れております。コロナ禍では直接皆様と対面でお話しする機会も減っておりましたが最近は活動を強化しより一層の地域医療機関との連携を図っていきたいと考えております。
 これらを通し、北大病院の様々な機能を紹介するとともに、地域医療連携に関わる課題等を多くの医療機関と共有し、その解決に努めてまいりたいと考えています。皆様がたにおかれましては、地域医療連携福祉センターをご支援いただけますよう、今後のご指導のほどよろしくお願い申し上げます。

基本方針・目標

基本方針

地域医療連携福祉センターは、地域医療および福祉・保健機関とのネットワークを構築し、医療・福祉の向上に貢献します。

目 標

  • 地域の病院・診療所との連携を推進し、良質な医療を提供できるように努めます。
  • 患者さん、ご家族が安心して生活できるよう、療養に必要な医療福祉資源の活用などについて、情報提供及び相談支援を行います。
  • 福祉や保健医療機関とのネットワークを図り、患者さんが質の高い在宅生活を送れるように支援します。

業務のご紹介

退院調整・在宅療養支援

在宅療養への移行や継続、転院等がスムーズにおこなえるように、専任看護師やソーシャルワーカーが地域との架け橋になり、患者さんやご家族と一緒に考えて支援していきます。

広報活動

  • 広報誌発行
  • 懇談会、研修会等の企画

その他


広報誌「NEWS LETTER」

北海道大学病院 地域医療連携福祉センターの発行する広報誌「NEWS LETTER」のご案内です。

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