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医療安全管理部

医療安全管理部長のあいさつ

医療安全管理部長 南須原 康行



医療安全管理部のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。


医療の進歩は目覚ましいものがあります。日本の医療は、2012年にノーベル賞を受賞した山中先生のiPS細胞をはじめ、世界の中でも最先端を走っているといえます。一方、最先端の医療を行うには、それを安全かつ確実に行うことが担保されていなければいけません。しかし、この点においては、日本は残念ながら欧米諸国より先んじているとは言えない状況です。むしろ、一歩遅れていると言わざるを得ません。過去の反省から、この約10年間で、大学病院をはじめ、多くの病院が、医療における安全を推進する専門部門を設置し、この仕事に専念する医師や看護師、薬剤師、事務職員を配置しています。北海道大学病院は、日本で最も早くこうした仕組みをスタートさせており、それが、この医療安全管理部です。


医療者への期待は益々高まるばかりです。我々医療者もその期待に応えるよう日々研鑽をつんでおります。多くの産業において、機械化、コンピューター化が進むことによって、安全度は高まっていきます。医療も例外ではありません。しかし、医療は、産業の中でも、最も人の手・心が重要であり、それこそが医療の本質といえるものだと思います。よって、人の関わりが多い以上、完全無欠はあり得ません。つまり、医療事故をゼロにはできません。しかし、それに向けた努力をいつも続けていくことが大切だと考えております。そのためには、患者さんやご家族の皆さんにもお手伝いいただきたいことや、お願いもございます。どうか、ご協力をお願いいたします。


また、何かご意見やお気づきの点があれば、些細なことでも、ご遠慮なくお伝え下さい。皆様の視点からしか見えない大切な発見や指摘がありますので、どうか、よろしくお願いいたします。
 

スタッフ構成

部長・GRM(教授) 医師(専従) 1名
副部長・GRM(准教授) 歯科医師(専任) 1名
GRM 看護師長(専従) 2名
薬剤師(専従) 1名
部員 診療情報管理士 1名
臨床研究開発センター臨床研究支援部門長 1名
専任事務職員(医療支援課医療安全係) 2名
  
 

医療安全管理体制

医療安全管理部は、各委員会・会議の運営を行っている。
なお、医療安全管理部の運営については、医療安全管理部会議において審議され、医療安全管理委員会にて承認される。



 

北海道大学病院 医療安全管理に関する基本的な考え方

「 隠さない・逃げない・ごまかさない 」

  • 全ての職員は、患者の安全を最優先し、安全に医療を提供する責務があることを認識し業務に当たる。
  • 患者に対するインフォームド・コンセント及びその承諾に基づく医療従事者との良好な信頼関係の下に、患者本位の全人的な医療および安全な医療を提供する。
  • インシデントが発生した際は、インシデントにより起こりうる患者・家族等の不利益をできるだけ軽減するために、組織横断的に安全で安心な医療を提供する。
  • インシデントが発生した際は、指示のもと患者及び家族に誠実に説明を行う。
  • インシデントが発生した際は、速やかに事故内容等の検討及び再発の防止策を講じる。
 

医療安全に関する用語

医療安全に関する用語

インシデントとは

患者の診療・ケアにおいて、本来あるべき姿からはずれた事態・行為の発生を意味します。また、患者に傷害が発生したもの、発生しなかったものも含みます。

医療事故(有害事象等)とは

疾病そのものではなく、医療を通じて発生した患者の傷害をいい、医療行為や管理上の過失の有無による副作用や医療材料・機器による不具合、不可抗力を含みます。

医療過誤とは

患者に傷害が発生し、医療行為に過失があり、傷害と過失との間に因果関係が認められたものをいいます。
 

傷害の程度の判定

当院の傷害の程度の判定は下記のレベルに分けています。
レベル 傷害の
継続性
傷害の
程度
0 エラーや医薬品・医療用具の不具合が見られたが、患者さんには実施されなかった
1 なし 患者さんへの実害はなかった
(何らかの影響を与えた可能性は否定できない)
2 一過性 軽度 処置や治療は行わなかった(患者観察の強化、バイタルサインの軽度変化、安全確認のための検査などの必要性は生じた)
3a 一過性 中等度 簡単な処置や治療を要した(皮膚縫合、鎮痛剤投与、保存的治療)
3b 一過性 高度 濃厚な処置や治療を要した(バイタルサインの高度変化、人工呼吸器の装着、手術、入院日数の延長、外来患者さんの入院等)
4a 永続的 軽度~
中等度
永続的な障害や後遺症が残ったが、有意な機能障害や美容上の問題は伴わない
4b 永続的 中等度
~高度
永続的な障害や後遺症が残り、有意な機能障害や美容上の問題を伴う
5 死亡 死亡(原疾患の自然経過によるものを除く)
 

医療安全に関する年間計画

事項 開催時期
医療安全管理委員会 月1回
リスクマネジャー連絡会議 月1回
医療安全管理部門会議 月1回
医薬品安全管理体制専門委員会 随時
医療機器安全管理体制専門委員会 随時
医療事故等調査・分析専門委員会 月1回
分娩管理安全対策専門委員会 随時
人工心肺・人工心臓安全管理専門委員会 随時
静脈注射安全管理体制専門委員会 随時
医療安全に関する新任職員への講習会 4月
研修医へのリスクマネジメント研修 4月
新任リスクマネジャー集合研修 5月
異動後の医師へのリスクメネジメント研修 5月・11月
医療安全推進週間への取組み 11月~12月
『医療安全の日』取組み 12月
 

患者さん・ご家族へのお願い

医療の安全を守るため、下記のことについて患者さん・ご家族のご理解とご協力をお願い致します。
  • 医療者と協力し、自らの医療に積極的に参加してください。
  • 健康状態及び変化は、速やかに正確に医療者にお伝えください。
  • 薬や食べ物でアレルギーがある場合はお知らせください。
  • 他院でお薬が出ている場合はお知らせください。
  • 検査や治療などの医療行為は、十分な理解と合意の上で受けてください。
  • 納得できないことや理解しづらいことは遠慮せずに医療者にご質問ください。

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