お薬について

はじめに

お薬は、正しい使い方をすることで、効果を発揮します。したがいまして、正しく保管し、使用することが大切です。

初診時のお願い

はじめて外来を受診される際には、現在服用されているお薬の一覧表あるいはお薬そのものをご持参ください。

入院時のお願い

入院される前に服用しているお薬がありましたら、かならず看護師にお知らせください。

外来患者さんへ院外処方のお願い

当院では入院患者さんへの治療をより充実させるため、外来を受診された患者さんには、かかりつけの薬局で薬をもらうようお願いしております。また、複数の病院を受診している患者さんの薬は、かかりつけの薬局で薬の飲み合わせをチェックしてもらうのが一番確実です。
このような事情をふまえ、院外処方箋にご理解いただけますよう、よろしくお願いいたします。

外来棟1階に「院外処方箋 相談コーナー」を設置しておりますので、ご利用ください。
また、北海道薬剤師会のホームページでは北海道内にあるおもな薬局の所在地を掲載しております。

北海道薬剤師会のホームページはこちら
http://www.doyaku.or.jp/kijyunPH/index.php

お薬の正しい飲み方・注意

  • お薬(錠剤やカプセル剤)は通常、シートや袋に入っています。そのまま飲み込むと効果を示さないだけでなく、食道を傷つけてしまいますので、まず、きちんとシートや袋から取り出してお飲みください。
  • お薬は水またはぬるま湯で飲んでください。また、薬がきちんと溶けて効果を示すように、できるだけ多めの水(コップ1杯)を飲みましょう。
  • お薬を飲むタイミングは、
    「食後」 ~ 食事が終わってから約30分までの間に (胃に対する刺激を少なくするため)
    「食間」 ~ 食事が終わってから約2時間後に (食事と食事の間で、胃の中に食物がなくなった状態)
    「食前」 ~ 食事を取る約30分前に
    「○○時に服用」、「○○時間毎に」など ~ 食事の時間とは関係なく、指示された通りにお飲みください。
  • お薬は湿気に弱いものです。また温度や直射日光に弱いものもあります。直射日光の当たらない涼しい所に保管してください。また、冷やしておく必要のあるものは冷蔵庫(ただし、凍らない所)に保管してください。
  • お薬の中には、他のお薬や食べ物などと飲み合わせの良くないものがあります。それによって、期待した効果が得られなかったり、逆に効き過ぎてしまうこともあります。したがって、病院にかかる際には、日頃、飲んでいる薬についてきちんとお話しください。

お薬 Q&A

お薬を飲み忘れた場合は?

思い出した時にすぐ飲んでください(インスリンや糖尿病薬は医師、薬剤師にご相談ください)。ただし、次の服用が近い時は忘れた分を飲まないで、次回分からきちんと飲んでください。

お薬の有効期限(使用期限)について

最近はシートの端に有効期限が記載されている場合があります。湿度の低い、冷暗所に適切に保存すれば、それらの期限が使用可能な期限の目安にはなります。しかし、目安の期限内であっても外見上なんらかの変化が認められるときには、ご使用にならない方が良いと思われます。 ただし、医師・歯科医師から処方されたお薬の場合には、その時の症状に応じて薬を渡していますので、原則として、お薬を飲む必要がなくなった時点で廃棄していただきたいと思います。

お薬による尿や便の色調変化について

たいていの場合は心配はいりませんが、抗アレルギー剤や抗菌剤などで時には副作用の結果として尿の色が変わることもありますので、尿の色調が変わったときには一度お薬を処方した医師・歯科医師か調剤した薬剤師にご確認ください。

お薬による副作用について

お薬の種類にもよりますが、通常、副作用はほとんど出ないことが多いです。しかし、薬を飲んでいて、いつもと何か違うと感じた場合は、副作用が起こる予兆かもしれませんので、遠慮なく、お薬を処方した医師・歯科医師か調剤した薬剤師にご相談ください。

薬剤部ホームページ

薬剤部のホームページはこちら
https://www2.huhp.hokudai.ac.jp/~pharm-w/