再診の患者さんは1階外来ホールの再来受付機にて受付後、採血室へ来室してください。
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北海道大学病院では運動機能障害、高次脳機能障害、言語障害、嚥下障害、精神機能障害等に対する評価、治療、訓練を理学療法、作業療法、言語聴覚療法などを通じて行っています。リハビリテーション訓練を希望される方はリハビリテーション科(精神機能障害に関しては精神科神経科)の受診が必要となりますので、リハビリテーション科外来(精神科神経科外来)までお問い合わせください。
手術などで一定量の出血が予想される場合、あらかじめ自分の血液を採血(これを貯血といいます)しておいて、必要な場合に輸血する治療を自己血輸血と言います。
予定された手術で一定量(通常は400~500ml以上)の出血が予想される患者さんが考慮の対象となります。ただし、貯血時に後述するような副作用が起きる場合がありますので、貯血が実施できない場合もあります。体の小さな小児や高齢の方は対象となりません。また、種々の合併症や貧血(または貧血に近い状態)のある方も実施できません。個々の状況により異なりますので、希望される方は主治医にご相談ください。
自己血貯血が必要と判断された場合は、主治医から輸血部に申込みがあります。輸血部で貯血計画を立案し(実施日は毎週月・木)、主治医を通して患者さんにご連絡します。患者さんは予定された日に輸血部内の自己血輸血採血室にお越しいただき、輸血部担当医が実施します。貯血は専用の輸血バッグを用い、1回の貯血量は患者さんの体格や検査値に応じて200~400mlの範囲で行います。採血された血液は、他の患者さんと取り違いのないよう、患者さんご自身でサインしていただいたラベルを添付し、輸血部の保冷庫に使用時まで保管します(保管期限は5週間)。
自己血輸血を行う利点は、献血による血液(これを同種血といいます)の副作用の一部を回避できることです。回避できる副作用のうち、最も重要なのは肝炎やエイズなどのウイルス感染です。献血用血液は、検査の精度が向上し、これらのウイルスに汚染されている確率はかなり低くなっていますが、現在の医学ではその可能性をゼロにすることはできません。これに対し、自己血輸血の場合はご自分の血液ですので、ウイルスの感染する心配は全くありません。
一方、自己血輸血にも欠点はあります。最大の欠点は、採血時の副作用です。採血は患者さんの状況を診て慎重に行いますが、それでも副作用は起こります。頻度が高いのは、採血の際、患者さんの体が無意識のうちに反応する「血管迷走神経反射」と呼ばれるものです。この副作用は、症状が軽い場合はめまい、冷汗、軽度の血圧低下などですが、時に症状が進行した場合、悪心、嘔吐、中等度の血圧低下を引き起こします。稀ですが、意識消失や心臓停止など重篤な症状に至る場合もあります。従いまして、自己血は実施すれば良いというものではなく、同種血輸血の副作用と比較検討してその適応を判断する必要があります。
自己血輸血について更に詳しくお知りなりたい場合は、主治医か輸血部担当医までお尋ねください。