呼吸器外科

呼吸器外科は、肺を中心として、胸の中の心臓・血管を除くあらゆる部位の悪性腫瘍、炎症、外傷などの手術をおこなっています。胸腔鏡(カメラ)やロボットを使った低侵襲手術から難治性のがんに対する拡大手術まで幅広く対応しています。われわれの教室のモットーは、患者さんの視点で治療を行うこと、常に考え得る最高のレベルの治療を患者さんに提供することです。

概要

診療体制

基本的に外来への紹介や関連診療科からの依頼によって手術適応を検討いたします。入院病棟は、8-2病棟と7-2病棟のいずれかとなります。診療は主治医と数人からなる診療グループが担当いたします。難治性の病気は、必要に応じて病院内の関連診療科と協力して診断・治療にあたります。

治療方針

呼吸器外科が担当する悪性腫瘍の病気は、呼吸器内科、放射線科、腫瘍内科とのキャンサーボードによって個々の患者さんの進行度に合わせた最も適切な治療法を選択します。治療法の確立した早い時期の肺がんや良性の疾患には胸腔鏡手術やロボットを用いた低侵襲手術を、より進行した肺がんなどには合併切除や気管支形成などの拡大切除や集学的治療をおこなっています。

診療分野

  1. 肺がん
    95%近い患者さんに胸腔鏡手術を行っています。開胸手術の様に肋骨を切る必要がないため、速やかな回復が得られます。転移や再発の場合は、肺部分切除や区域切除を行ってなるべく呼吸機能の温存を図ります。一方、進行した肺がんの場合は抗がん剤と放射線で小さくしてから手術を行うことがあります。
  2. 転移性肺腫瘍
    胸腔鏡手術の利点を活かして、転移が左右両側の肺にある場合や2個以上ある場合でも手術を行うことがあります。
  3. 縦隔腫瘍
    胸腺腫などの腫瘍や嚢胞性腫瘤などの先天性の病気に対する手術にも積極的に胸腔鏡やロボット手術を取り入れています。
  4. 悪性胸膜中皮腫
    従来は片肺を全て切除する胸膜肺全摘を行ってきましたが、今ではそのほとんどは肺を温存する肺剥皮術/胸膜全切除術を行っています。
  5. 小児先天性肺疾患
    肺分画症や先天性嚢胞状腺腫様形成異常(CCAM)の小児患者さんにはより細経の胸腔鏡を用いた手術を行っています。
  6. その他の疾患
    その他、胸壁腫瘍、自然気胸、膿胸、胸郭変形、胸部外傷などの外科治療を行っています。

診療時間

外来の受付時間は午前9時から正午までです。夜間・休日は日直、当直医が病棟で待機しておりますので対応いたします。

診療実績

診療科ホームページ(呼吸器外科)をご覧ください

担当医師

職名 氏名 専門分野 所属学会・指導医・認定医など
診療科長(教授) 加藤 達哉 呼吸器外科 呼吸器外科専門医・日本呼吸器外科学会評議員
外科専門医・日本外科学会指導医
日本胸部外科学会専門医会員
日本移植学会認定医
Certificate of da Vinci Surgical System コンソール外科医
診療教授 加賀 基知三 呼吸器外科 呼吸器外科専門医・日本呼吸器外科学会指導医・評議員
外科専門医・日本外科学会指導医
日本胸部外科学会指導医・認定医・専門医会員
Certificate of da Vinci Surgical System コンソール外科医
地域医療連携福祉センター准教授 樋田 泰浩 呼吸器外科 呼吸器外科専門医・日本呼吸器外科学会評議員
外科専門医・日本外科学会指導医
日本胸部外科学会専門医会員
日本消化器外科学会認定医
がん治療認定医、暫定教育医
Certificate of da Vinci Surgical System コンソール外科医
外来医長(臨床研修センター講師) 氏家 秀樹 呼吸器外科 呼吸器外科専門医・日本呼吸器外科学会評議員
外科専門医・日本外科学会指導医
日本胸部外科学会専門医会員
日本移植学会認定医
日本がん治療学会認定医
日本呼吸器学会専門医・指導医
日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡専門医
Certificate of da Vinci Surgical System コンソール外科医
胸腔鏡安全技術認定医
病棟医長(医療安全管理部助教) 藤原 晶 呼吸器外科 呼吸器外科専門医
外科専門医
日本がん治療学会認定医
日本胸部外科学会専門医会員
胸腔鏡安全技術認定医

ほか数名