ダイアベティス(糖尿病)マネジメントセンターのサイトにお越しいただきありがとうございます。糖尿病の治療目標は、糖尿病のない人と変わらない寿命と日常生活の質を保つことです。そのためには、例えば腎臓の働きが低下するなどといったような、糖尿病により体の様々な臓器に負担がかかり、その結果臓器の働きが低下すること(合併症や併存疾患といいます)を予防したり、進行を抑えたりすることが重要となります。そして、適正な血糖値や血圧、体重などを維持することが、このような合併症や併存疾患の予防や進行の抑制につながります。
それゆえ、糖尿病の様々な合併症や併存疾患を定期的に評価することが予防や進行抑制の第一歩となります。ところが、そのような評価を定期的に行うのが様々な理由で困難である場合も多く、実際に合併症の評価を定期的に行っている方の割合は高くないというデータも報告されております。また、糖尿病治療の重要な柱である日常の食事や運動習慣の改善というのは、どの程度実行できているかという評価がなかなか難しい点もあります。
糖尿病をお持ちの方は大変多く、様々なクリニックや病院などの医療機関で定期的に通院して治療を受けております。そこで、北海道大学病院ダイアベティスマネジメントセンターでは、糖尿病の合併症や併存疾患を定期的に評価すること、日常の食事や運動習慣をより客観的に評価することを行います。そして「かかりつけ」の担当医および医療スタッフと検査結果や治療方針を共有して協力することで、糖尿病のある方が良質の医療を安心して受けることをサポートいたします。すなわち、「かかりつけ」と「ダイアベティスマネジメントセンター」の連携により、その方その方に合った治療を提供できればと考えております。
ダイアベティスマネジメントセンター部長
中村 昭伸
当センターの受診は医療機関からのご紹介が必須となっております。当センターの受診を希望される患者様は、かかりつけの医療機関にご相談ください。
センター部長 | 中村 昭伸 | |
センター副部長 | 須田 剛生 | |
センター副部長 | 亀田 啓 |