放射線部

放射線部は、放射線診断部門、核医学診断部門、放射線治療部門の3部門に分かれて各診療科の依頼で検査や治療を行っています。

放射線診断部門は、胸部X線写真や骨のX線写真を撮影する一般撮影やCT検査、MRI検査、血管造影等の画像診断を行っています。核医学診断部門は、放射性薬剤(ラジオアイソトープ)を使用した検査やPET検査を行っています。放射線治療部門は、治療装置を使用して腫瘍等への放射線治療を行っています。

ご案内

北大病院では平成16年8月から一部を除いてX線写真等はフイルムを無くし、病院の情報システムで電子的に画像の保管・管理・参照を行っています。これにより、撮影終了後、直ちに各診療科で画像参照・診断が可能になり、患者の皆様の待ち時間の短縮につながっています。
現在の医療ではほとんど全ての診療科において画像の情報は具体的な診断や治療方針の決定、治療効果判定に欠かせない重要な要素となっており、患者の皆様により質の高い情報を提供できるようスタッフ全員が一丸となって努力しております。また、放射線部では病院内で放射線や放射性物質を扱う唯一の部門として、放射線の管理や検査、治療以外に、放射線を有効かつ安全に利用するための研究等も行っています。

詳細はこちらへ
https://www2.huhp.hokudai.ac.jp/~houbu-w/

北大病院のPET(ペット)検査

北大病院では、2台のPET検査装置をそなえております。PET検査は、がんの早期発見、転移、再発の判定に有効な検査として注目を集めています。この検査はサイクロトロンで作った微量の放射性物質を注射して、それが体内を移動し脳や心臓、腫瘍などに集積する状態を画像にします。良・悪性の区別やがんの進行の度合いが推定できます。また、一度に全身を撮影できるため転移の有無の判定に役立ちます。検査は、痛みも身体の負担も少なく副作用もない検査です。