生体技工部

生体技工部では歯科技工技術を専門職とする歯科技工士が中心になって、各種補綴物(クラウン、ブリッジ、義歯など)を製作しています。
さらに形成外科、耳鼻科、補綴科などと連携して各種エピテーゼなどにも専門領域を広げています。一層の患者満足度向上に向けて品質管理を重点的に取り組んでいます。

お知らせ

  • 2021.12.16
    西川圭吾が令和3年度医学教育等関係業務功労者表彰(文部科学大臣表彰)を受賞しました。

 

  • 2021.11.25
    全国国立大学歯学部附属病院 歯科技工士協議会がオンライン開催されました。

 

  • 2021.11.13
    第23回日本口腔顎顔面技工学会学術大会を開催し、シンポジウム発表を行いました。
    シンポジウム発表 「3Dプリンターを用いた生体技工部での取り組み」 若林侑輝
    当院の耳鼻咽喉科、放射線診断科、口腔外科と多職種連携の中で、光免疫療法に対する手術器具を開発した内容を発表しました。

 

  • 2021.11.6
    第43回日本歯科技工学会学術大会を開催し、講習会、ポスター発表を行いました。
    専門歯科技工士講習会 「欠損部を想定した術後即時額補綴装置の製作」 西川圭吾
    ポスター発表 「可動式スリープスプリントの製作を標準化するデジタルシステムの構築」 西川圭吾
    ポスター発表 「デジタル技術を用いたキャストクラスプ製作の効率化について」 道田共博

 

 

  • 2021.2.19
    コロナ窩で不足したフェイスガードを2020年4月~5月までの1か月間で、322個作製し、22の診療科に配布しました。また、ハンズフリードアオープナーのSTLファイルを当院のドアに合わせてデータを編集し、プリントしました。院内の主要なドアに設置することで、新型コロナの院内感染対策に貢献することができました。この取り組みによって、北海道大学総長表彰を受賞しました。

 

 

スタッフ

  • 部長
    横山敦郎(歯学研究院 口腔医学部門 口腔機能学分野 教授)
  • 副部長
    上田康夫(歯学研究院 口腔医学部門 口腔機能学分野 准教授)
  • 副技師長
    道田智宏(歯冠修復部門 主任歯科技工士)
  • 歯冠修復部門
    阪野 充(歯科技工士)
    若林侑輝(歯科技工士)
  • 有床義歯部門
    川村 碧(主任歯科技工士)
    輪島克司(歯科技工士)
    佐伯和紀(歯科技工士)

所属学会

  • 一般社団法人 日本歯科技工学会会員 5名
  • 日本口腔顎顔面技工学会会員 3名
  • 一般社団法人 日本顎顔面補綴学会会員 2名
  • 公益社団法人 日本口腔インプラント学会会員 2名
  • 特定非営利活動法人 日本歯科保存学会会員 1名
  • 一般社団法人 日本口蓋裂学会会員 1名

資格取得者

  • 一般社団法人 日本歯科技工学会認定 専門歯科技工士 1名
  • 日本口腔インプラント学会 専門歯科技工士 1名

生体技工部の紹介(院内設備)

  • 部屋の様子
各部屋の様子の写真
受付コーナー(左上)、鋳造コーナー(右上)、石膏注入コーナー(左下)、CAD/CAMコーナー(右下)
  • 職員の技工机
    L字型の半個室になっており、研磨作業とその他の技工作業が1か所で行えます。
職員の技工机の写真2枚
  • 3Dプリンター
    医科・歯科診療科から依頼される3Dモデル(実物大臓器立体模型)を作製する石膏プリンターや、歯科技工物を造形するための樹脂プリンターを設置しています。
実物大臓器立体模型用石膏プリンター (ProJet 460Plus、3D Systems)
歯科技工物用樹脂プリンター (ゼニスD、ヨシダ)
  • CAD/CAM機器
    保険適用の白い被せ物(CAD/CAM冠)や自費セラミック(ジルコニア)などのデザイン、削り出しを行う機械です。
CAD/CAMシステム (Ceramill、AMANNGIRRBACH)
CADシステム (S-WAVE、松風)

技工物紹介

  • インプラント
    インプラント(人工歯根)とは、歯が抜けてしまった所の骨にフィクスチャー(ネジ)を埋め込み、そのフィクスチャーを土台にして人工の歯を装着する治療法です。
下顎インプラント(左)、前歯部インプラント(右)
  • CAD/CAM冠
    歯型をスキャンしたデータから、コンピューター画面上で適切な歯の3Dデータを作り出します(この操作をCADといいます)。その後、データを加工機に入力し、材料を機械加工して(この操作をCAMといいます)できた技工物がCAD/CAM冠です。
    使用される材料は金属アレルギーのリスクが少なく、天然歯に近い審美性を持っているプラスチック材料です。
CAD/CAM冠(保険)
  • 自費セラミック冠
    金属にセラミックを被せた陶材焼付鋳造冠(メタルボンド)とセラミック材料のジルコニア冠の2種類があります。
メタルボンドブリッジ(左)、ジルコニア冠(右)
  • 義歯
    歯が1本も残っていない患者さんに対しては総義歯、歯が残っている場合はクラスプ(止め具)をかけて装着する部分床義歯によって、失われた歯の機能を回復します。
上顎と下顎の総義歯(左)、部分床義歯(右)
  • マウスガード
    スポーツ時に、口の中を怪我することを防止するために用いられる歯科用樹脂。
マウスガード
  • スプリント
    顎関節症や歯ぎしりの治療に用いられる歯科用樹脂。とくに睡眠時無呼吸症の改善に用いる装置はスリープスプリントといい、上下を固定するタイプと、多少動かすことのできる半固定式のものがあります。
半固定式のスリープスプリント
  • 3D造形模型
    CTやMRIから画像診断装置(Mimics)を用いて必要な部位のSTLデータを作成し、3Dプリンターで造形したモデル。術前のシミュレーションによる手術精度の向上、患者説明等、安心安全な医療に役立っています。
下顎模型(左上)、足模型(右上)、脳血管模型(左下)、骨盤周囲模型(動脈、静脈、尿管)(右下)
  • エピテーゼ
    事故、病気、火傷などの要因により身体に欠損部が発生した場合、外科的処置で回復が困難な症例に対して、失われた部分を医療用シリコン等で製作する補助装具です。部位は耳・鼻・顔面などを製作しています。北大では歯科・形成外科・耳鼻科が受け入れ窓口となっています。
耳介エピテーゼ(左)、鼻エピテーゼ(中央)、眼窩エピテーゼ(右)

おわりに

2003年(平成15年)に歯学部と医学部の附属病院統合に伴い、医科との連携を見据えて「歯科技工室」から「生体技工部」へと改編されました。今後とも生体技工部では、歯科分野だけでなく医科分野においても貢献していく所存でございます。

場所

北海道大学病院 歯科診療センター6階
〒060-8648 札幌市北区北14条西5丁目 TEL 011-706-4377

連絡先
副技師長:道田 智宏
Mail: michida[at]den.hokudai.ac.jp
TEL: 011-706-4377