クラウン・ブリッジ歯科

クラウン・ブリッジ歯科では,治療効果が得られにくい難しい症例に対する補綴歯科治療を行っています。
歯やあごの欠損を補う治療、インプラントによる治療、顎関節症やかみ合わせの治療を主軸に、審美性を解決する治療、腫瘍や事故による大きな組織欠損を補う治療、歯ぎしりの治療、睡眠時無呼吸症候群の治療なども専門的に行っています。

概要

治療方針

クラウン・ブリッジ歯科では、以下の問題を解決することを治療方針として専門的な治療を行っています。
1)食べる機能      (咀嚼)
2)歯や歯列の喪失    (欠損)
3)見た目の問題     (審美性)
4)かみ合あわせ     (咬合)
5)顎の痛み・ブラキシズム(顎機能)
6)睡眠時無呼吸症候群  (睡眠時の病気)

上記の治療を行うために詳細な診察と多面的検査を行うとともに、患者さんには十分な説明と同意を得た上で治療を行い、必要な場合には円滑に他科との連携(チームアプローチ)を行っています。

診療分野

歯やあごの欠損を補う治療、インプラントによる治療、顎関節症、かみ合わせの治療、審美性を解決する治療、腫瘍や事故による大きな組織欠損を補う治療、顎変形症の治療、歯ぎしりの治療、睡眠時無呼吸症候群の治療など

ご予約・診療時間

https://www.huhp.hokudai.ac.jp/medical/appointment/ をご覧ください。

初めて診察を受けたい方は、上記URLまたはQRコードからお進みください。HPからダウンロード可能なFAX用紙は紹介元の歯科医師専用です。患者さんご自身からご予約(011-706-7733)いただくことも可能です。なお、インプラント治療希望の場合にはその旨を明記または口頭でお伝えください[予約枠と料金(自費料金となります)が異なるため,ご注意ください]。

初診受付時間:8:30-12:00
再診受付時間:8:30-16:00
診療時間  :9:00-17:00
診療日   :月・火・水・木・金
休診日   :土日祝日、年末年始
お問い合わせ:再診の方は第5診療室 011-706-4342, 4343, 4344にお電話ください(初めて予約される方の予約はお取りできませんので、上記URLまたはQRコードへお進みください)

担当医師

職名 氏名 専門分野 所属学会・指導医・認定医など
科長(教授) 黒嶋 伸一郎 インプラント
クラウンブリッジ
顎顔面補綴
噛み合わせ
日本補綴歯科学会指導医・専門医
日本補綴歯科学会認定研修機関代表者
日本老年歯科医学会専門医・認定医
日本口腔インプラント学会指定研修施設代表者
外来医長(准教授) 上田 康夫 クラウンブリッジ
顎顔面補綴
噛み合わせ
日本補綴歯科学会指導医・専門医
日本顎顔面補綴学会認定医
講師 前田 正名 クラウンブリッジ
噛み合わせ
顎関節症/ブラキシズム
インプラント
日本補綴歯科学会認定医
助教 中島 利徳 クラウンブリッジ
噛み合わせ
顎関節症/ブラキシズム
インプラント
 
助教 斎藤 未來 クラウンブリッジ
噛み合わせ
顎関節症/ブラキシズム
インプラント
 
助教 山田 恭子 クラウンブリッジ
噛み合わせ
顎関節症/ブラキシズム
インプラント
日本補綴歯科学会認定医
助教 水野 麻梨子 インプラント
クラウンブリッジ
顎関節症/ブラキシズム
顎変形症
 
医員 石丸 智也 インプラント
クラウンブリッジ
顎関節症/ブラキシズム
ブラキシズム
 

主な検査・設備

検査

  • インプラントに関する検査
  • かみ合わせの検査
  • お口やあごの機能検査
  • 歯ぎしりの検査

設備

  • インプラントに関する検査
    ①レントゲン撮影室
    ②歯科用/医科用CT
    ③インプラント治療シミュレーション室
    ④血液検査室
    (ともに病院に設備されています)
  • 噛み合わせの検査
    ①かみ合わせの力とバランスを測定する装置(オクルーザー)
    ②あごの運動を立体的かつ精密に測定する装置(シロナソグラフ)
  • お口やあごの機能検査/歯ぎしりの検査
    ①かむための筋肉が適切に活動しているかを測定する装置(筋電図)
    ②自宅に持って帰って検査できる歯ぎしりの装置(ウェアラブル筋電図)

診療実績

インプラント治療

  • 口腔インプラント治療部門、口腔内科、口腔外科と連携してインプラント治療を行っています。あごの骨にインプラントが埋入された後の上部構造(うわもの)を製作することを専門としており、極めて精度の高い上部構造を患者さんに提供しています。

一般的な補綴治療

  • 一般的な被せもの(クラウン・ブリッジ)
  • 審美性を高める被せもの
    (セラミッククラウン・ブリッジ、ラミネートベニアクラウンなど)
  • 接着性ブリッジ
  • 部分入れ歯、総入れ歯
  • 顎顔面補綴
  • 保険適応の白い歯(CAD/CAM冠)

金属アレルギー患者さんの補綴治療

  • 金属アレルギーの診断を受けた患者さんに対し、セラミックやレジンなどの非金属の材料を用いた治療を行っています。最近は、保険の適用の治療も増えてきました。

顎関節症の治療

  • 顎が痛い、口が開かない、口を開け閉めする際に音が鳴る、などの症状がでる顎関節症に対して、スプリント(マウスピース)による治療を行うほか、スプリント治療後に必要に応じてクラウンやブリッジ、義歯を併用した補綴治療を行っています。顎関節症は、スプリントだけでなく、様々な治療法があり、患者さんの状況に合わせて併用したり、使い分けられたりします。そのため、他の診療科との連携をとりながら治療しています。

歯ぎしり(ブラキシズム)の治療

  • スプリントによる治療
  • 他科との連携(つまり他の治療)が必要な場合があります
  • かみ合わせの調整で治ることはまれなので、患者さんからのお願いがあっても第一選択肢にはなりません。
  • 生活習慣や睡眠条件などの検討が必要な場合があります。
  • 日中のブラキシズムや歯牙接触癖の治療

睡眠時無呼吸症候群、いびきの治療

  • 治療には医師の診断が必要となるため、医科と連携して治療を行います。
  • お口の中に装置(スリープスプリント)を装着した治療を行います。
  • いびきの治療は保険適応外です。

顎顔面補綴

  • 顎の欠損と機能を補う装置(顎義歯)
  • 言葉が上手くしゃべれないことを補助する装置(舌接触補助床など)
  • 飲み込みがうまくできないことを補助する装置(舌接触補助床など)
    などで、治療を行います。

唇顎口蓋裂や骨折治癒後の補綴治療

  • 穴を塞ぐ装置(口蓋閉鎖床)
  • 矯正治療で使う金属製の入れ歯(メタルリテーナー)
  • 言葉が上手くしゃべれないことを補助する装置(舌接触補助床など)
  • 飲み込みがうまくできないことを補助する装置(舌接触補助床など)
  • クラウン・ブリッジやインプラント(でかみ合わせを作る)などで治療を行います。

顎変形症の咬合の決定と外科的矯正治療術後の補綴治療

  • あごを切る矯正治療の時にかみ合わせを決める治療を行います。
  • 手術で使うマウスピースの製作
  • 口腔外科・口腔内科・形成外科・矯正歯科・当科が連携して治療を行います。
  • 手術後の矯正治療が終わった後で、必要に応じて補綴歯科治療を行います。

スポーツ選手のためのマウスガード

  • スポーツ時の外傷から歯を守るラバー系のマウスガードです(健康保険の適用外)。