2020.08.26

ニュース

医師・歯科医師のための臨床解剖実習室(CAST-Lab.)を開設

総合的な臨床解剖の実施施設である臨床解剖実習室(CAST-Lab.)を医歯学総合研究棟1階に開設しました。

臨床解剖実習室(CAST-Lab.)は、ご献体を使用した臨床医学の教育研究を行う専用施設であり、手術室と同等の設備を有し、手術台や内視鏡手術装置、放射線透視装置などの各種医療機器を完備しています。

医師・歯科医師によるご献体を使用した手術手技研修を実施する際には、これまで学部学生用の解剖学実習室を使用していたため実施内容に制約があり、実施期間も学生実習のない時期に限定されていました。しかし、この度の臨床解剖実習室(CAST-Lab.)の開設により、開腹手術、内視鏡手術、IVR(画像下治療)などの様々な手術手技研修を通年で実施できるようになりました。また、建物内にはCTスキャン、MRIを有しているため、新たな手術手技の研究や新規の医療機器の開発などのご献体を使用した臨床医学研究も実施できます。

8月20日(木)には落成式が行われ、内覧会ではCAST関連事業事務局の七戸俊明診療教授(消化器外科Ⅱ)の案内により、秋田弘俊病院長、吉岡充弘医学研究院長等の関係者が、実習室内を興味深く見学しました。

 

実際の手術室と同様な環境の実習室内

落成式での関係者記念写真

内覧会の様子

内覧会の様子