2022.02.01

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北海道大学が「橋渡し研究支援機関」に認定されました

令和3年12月20日(月)、本学は文部科学省より「橋渡し研究支援機関」として認定されました。

橋渡し研究支援機関とは、大学等の優れた基礎研究の成果を革新的な医薬品・医療機器等として実用化する橋渡し研究を支援するため、一定の要件を満たす機能を有する機関のことです。来年度から新設される制度で、文部科学大臣により、本学を含めて11機関が認定されました。

橋渡し研究とは、主に基礎研究の分野で生まれた新しい医学知識や革新的技術を、実際の病気の予防・診断・治療に向けて、実用化するために行う非臨床研究・臨床研究のことです。橋渡し研究支援機関の認定に際しては、プロジェクトマネージャー、薬事担当者、臨床研究コーディネーター、データマネージャーなど20を超える専門人材の配置が必要です。また、研究シーズの発掘・育成・実用化支援や、企業とのマッチング及び企業への導出支援など、橋渡し研究を支援する体制が求められています。

本学では、「北海道大学病院医療・ヘルスサイエンス研究開発機構プロモーションユニット」(職員数135名)を拠点として、学内外の関係組織の協力のもと体制を構築しました。本学における臨床試験の届出件数などの研究実績が評価されたほか、本学が開発に携わった医療機器がアメリカの食品医薬品局において承認を取得した実績が、まさに橋渡し研究の成果の一環であるとして高く評価され、認定を受けたものです。

橋渡し研究支援機関として認定を受けたことで、国立研究開発法人日本医療研究開発機構の委託を受けることができ、本学が橋渡し研究の研究費の配分及び申請を行うことが可能となります。

本学は橋渡し研究支援機関として、より一層、学内外の橋渡し研究の支援に取り組んでまいります。

 

【参考URL】

  • 橋渡し研究(トランスレーショナル・リサーチ)とは(臨床研究開発センターWEBサイト)

https://crmic.huhp.hokudai.ac.jp/researcher/seeds_index.php

  • 橋渡し研究支援機関認定制度(文部科学省WEBサイト)

https://www.mext.go.jp/a_menu/kagaku/hashiwatashi/index.htm